【保存版カリキュラム】ECノウハウ

2017.11.02

ECサイト制作/構築時にチェックしておきたいポイントまとめ

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店舗の運営コストが不要で、365日24時間フル稼働。しかも分析機能によって顧客の動きがつかみやすく、課題も見つけやすいなど、アパレルビジネスを展開する上で、ECサイトを構築することのメリットは大きい。簡易的な内容であれば、ASPサービスを利用して簡単に立ち上げることが可能だが、本格的なECサイト構築するとなると制作や開発において様々な工程が必要となり、手落ちも出やすい。そこで効果的なECサイトを制作する段階で、ぜひチェックしておきたいポイントについてまとめた。

モバイル端末への最適化

 

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画像引用元:モバイルフレンドリーテスト

モバイル端末でPC向けサイトを閲覧するのはかなり面倒なものだ。アパレルECサイトの利用者のうち、スマートフォン経由で買い物する人の割合が約7割以上にも上るという現状から考えて、スマートフォンの最適化はECサイトの制作時にを構築する上で欠かせないプロセスと言えるだろう。最近では「モバイルファースト」という考え方でPC用のサイトよりも先に、スマートフォン用のサイトの制作に着手する制作スタイルが浸透している。まず先にPC用のサイトを制作し、それをスマートフォン用に展開する、という制作スタイルはもはや古いのである。モバイル端末でのサイトの使いやすさは「モバイルフレンドリーテスト」でチェックできる。「モバイルフレンドリーテスト」とは、スマートフォン端末においてサイトが適切に表示されるかどうかをグーグル社が判断するテストのこと。これに合格することで、スマートフォンから検索した際の表示順位が上がることになる。

定型メールやフォームの確認

 

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アパレルECサイトでは、商品の注文や入金があった時点でメールを送付する必要がある。それぞれ顧客のアクションに応じて適切な文面を送付する設定になっているかどうかチェックしておきたい。問い合わせや会員登録のためのフォームの動作確認も必要だろう。

ユーザビリティ

 

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使いやすいサイトであるかどうかの目安として、ページ階層の深さについても問題がないかチェックしておくべきだろう。どのメニューを経由したとしても、トップページから商品ページまで、2クリック以内、多くても3クリックで到達できるのが理想だ。それ以上の深さになると離脱が発生し、コンバージョン率は著しく低下するので注意が必要だ。

とりわけモバイル端末での操作を想定し、ゆとりのあるレイアウトかどうかもチェックしておきたい。視認性が低かったり、タップミスを誘うようなUIは、顧客にとって大きなストレスになってしまう。読み込みに時間がかかるページも問題だ。また、利用者がサイト内で迷子にならないための工夫として、ナビゲーションボタンを固定化したり、パンくずリストを配置しておくのもユーザビリティを向上させる上で有効だろう。

決済方法の多様化

 

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利用者のニーズの多様化に対応するためには、ECにおける決済方法をできるだ多く用意することが求められる。クレジットカードや銀行振込、代引き、コンビニ決済など従来からある方法に加えて、電子マネーやモバイル決済サービス、後払い決済、アップルペイ、楽天決済、アマゾン決済といった新世代の決済方法を導入することで、新たな顧客層を取り込むことにつながる。これらの新たな決済方法は、商品の購入手続きが手軽となるため、コンバージョン率の向上も期待できる。

SNSシェアボタンの設置

 

Girlfriends communicate and connected by mobile phone
Girlfriends communicate and connected by mobile phone

トラフィックチャネルとしてますます重要性を帯びてきているのがSNSだ。SNSシェアボタンを設置することで、利用者が自身のSNSアカウント上で手軽にECサイト上のコンテンツを共有することが可能になる。InstagramやTwitter、Facebook、LINEなどは最低限対応させておくべきだろう。

また、SNS上でECサイトの内容を適切かつ端的に伝え、訴求力を高めるためにも、OGP設定も忘れずにしておきたい。OGPとはOpen Graph Protocolを略したもので、SNS上でリンクがシェアされた際に、フィード上でサイトの内容を的確に表示するための仕組みのこと。OGPが設定してあれば、あらかじめ指定した画像や説明文などを表示することができるため、宣伝効果が高まりより多くの流入が期待できる。

最後に

ECサイトの立ち上げには時間も費用もかかるもの。開設日をあらかじめ設定している場合は、見切り発車になってしまいがちだ。最初から完璧なECサイトを目指す必要はないとはいえ、以上のことに加えて、内部・外部を含め万全のSEO対策も欠かせないし、万が一の事態に備え、SSLなど最低限のセキュリティ対策もやはりECサイト制作時に行なっておきたいところだ。


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