【保存版カリキュラム】ECノウハウ

2017.11.16

ECサイト構築時に使える便利なツール

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経済産業省発表のデータによれば、2016年の「衣類・服飾雑貨等」のEC市場規模は1兆5,297億円。20代から40代の女性のアパレルECの利用率は約7割に達していると言われ、アパレルメーカーやセレクトショップにとって、ECサイトの立ち上げは不可欠な状況だ。とはいえ、サイトを構築しただけで何もしなければ、消費者はサイトの存在にすら気がつかないのが実情だ。そこでECサイトを構築する際にぜひ導入しておきたい便利なツールを紹介する。

アクセス解析ツール

ECサイトへの集客やコンバージョン率を向上させる上で欠かせないのがアクセス解析ツールだ。訪問者がどこからどんな方法でやってきたのか、またサイト内での訪問者の行動や滞在時間など、さまざまなアクセス情報の収集が可能。収集したデータを明確な目標のもとに分析し、継続的に改善を加えていくことがサイトの売上向上には不可欠だ。

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画像引用 - Googleアナリティクス
アクセス解析ツールとして最もよく知られるのが「Googleアナリティクス」。無料ながら流入数や流入元、端末情報など、基本的なアクセス情報の分析が可能。有料のものになれば、さらに高度な解析機能が備わる。必要に応じて導入するとよいだろう。

Web接客ツール

Web接客ツールの導入も検討したいところだ。リアル店舗と同様、サイトの訪問者に対して接客サービスを行うツールのことで、訪問者ごとに異なったオファーをポップアップで表示したり、閲覧履歴や購買履歴などの顧客情報を元に個別の対応を行うことが可能になる。例えば、初めての訪問者をセールページに案内したり、何度も訪れてはいるが購入には至っていない訪問者に対して期間限定クーポンを提示する、という具合だ。離脱率を下げる効果や購入率を向上させる効果が期待できることから、このところ注目を集めている。

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画像引用 – ECコンシェル

導入社数が高いことで知られるのが、高性能の人工知能を搭載したNTTドコモによる「ECコンシェル」だ。月あたり50万PVまで無料で利用できて、コンバージョン率の改善に定評がある。

ユーザーテストツール

ユーザビリティを向上させるツールとして、ユーザーテストも有効だろう。ユーザーテストツールの狙いは、実際の訪問者やユーザーに近い属性の人を対象にサイトを実際に利用してもらうことで、課題やニーズの所在を見出すことにある。アクセス数は多いのにコンバージョン率が低いケースなど、アクセス解析では訪問者の行動パターン自体は把握できるが、なぜそのような行動をとったのか、またなぜ商品を購入せずにサイトを去ったのかまでを理解するのは難しい。ユーザーテストを実施することで、訪問者の行動や心理、ニーズだけでなく、サイトが抱える課題を見つけることができるというわけだ。

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画像引用 – ユーザーテストEXPRESS

被験者が自宅にいながらテストを実施するいわゆるリモートユーザテストの先駆けとなった「ユーザーテストEXPRESS」では、フォームにいくつかの項目を入力し、集まったモニタの中から対象を選定。テスト依頼後、数時間から数日で動画の形でテスト結果が納品される。毎月先着500名限定で無料で調査を実施できる(1回のみ)ので、ぜひ試してみるとよいだろう。

価格調査ツール

ECサイトにとって重要な作業の一つに価格の設定がある。適切な価格設定をするには、競合サイトの価格を定期的に調査し、その上で自サイトでの価格を調整することが重要になるが、それらの作業を効率化するのが価格調査ツールだ。

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画像引用 – ユーザーローカル

 

例えば、無料で利用できる「ユーザーローカル」では毎日3,000種の商品の価格調査を自動で実施。Amazonや楽天など、大手ECモールに対応していて、各店舗の価格や送料の要不要、在庫状況なども調べることができる。

最後に

いずれも導入は簡単だが、使い方次第で大きな効果が期待できるものばかりだ。無料で使えるものを中心に取り上げたが、ECサイトの規模や特徴によっては有料ツールが適切な場合もあるだろう。自サイトとの相性を見極めながらよりよいサイト構築に役立ててほしい。


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