マーケティング
2016.07.08
インスタグラムの画像を使って購入率を上げる方法
インスタグラムの画像をECサイトに活用し、売上を伸ばしている事例が米国で話題になっている。
”購入した客が商品を身に着けた写真をハッシュタグと共に投稿すると、百貨店のサイトにそれが掲載されて、オンラインカタログのようになる。客は大量のサンプル写真を見て購入を検討できるため、購入率が上がっているというわけだ。”
繊研新聞 2016年2月24日発行号 (協力:繊研plus)
同様の取り組みはGUやMAISON DE REEFURのサイトでも展開されている。
GU
MAISON DE REEFUR
上記の2つの事例は、どちらもインスタグラムの投稿画像をサイト上に表示させているだけではなく、投稿画像をクリックすると商品詳細ページに遷移し、そのまま商品を購入できるようになっている。
ブランドのプレス担当者やショップスタッフ、または、ユーザーからの投稿画像がサイト上に表示されるため、リアルでトレンド感のあるコンテンツとして活用されている。ユーザーからの投稿画像はある意味、「ユーザーレビューの写真版」として機能するため、購入率が上がるのも納得である。
この取り組みによるメリットを整理すると下記のようになる。
メリット① Instagramの投稿画像を自社コンテンツとしてウェブサイト上で二次利用できる。
メリット② ECサイトで投稿画像を表示させる場合、定番コンテンツ「新着商品」「おすすめ商品」「ランキング」に加え、商品を見せる切り口が増えるため、ユーザーと商品のマッチング確率(購入率)が上がる。
メリット③ Instagramのアプリとは違い、投稿画像から商品詳細ページにリンクを設定できるため、商品の購買に直接結びつけられる。
メリット④ 来訪ユーザーに自社のInstagramアカウントをPRできるため、 Instagramのフォロワー数の増加につながる。特に、ユーザー参加型の投稿コンテストを実施すると効果的である。
最近ではユーザーが雑誌よりも慣れ親しみつつあるインスタグラムの画像をEコマースに有効活用しない手はない。
上記のような、サイト上でインスタグラムの画像を表示させ、商品詳細ページにリンクさせる仕組みは既存のASPを利用することで比較的簡単に実装できる。