【保存版カリキュラム】ECノウハウ
2026.07.01
ECサイト制作の費用相場|アパレル・コスメECの見積もり項目と価格の目安
ECサイト制作の費用は何によって決まる?
ECサイト制作の費用は、使用するカートシステムだけで決まるものではありません。
同じShopifyやfutureshopを使用する場合でも、既存テーマをそのまま利用するのか、ブランドに合わせてカスタマイズするのか、オリジナルデザインで制作するのかによって、費用は大きく変わります。
また、以下のような対応を制作会社へ依頼する場合は、それぞれ費用が加算されます。
・戦略設計、競合調査
・サイト構成、UI/UX設計
・Webデザイン
・コーディング、システム実装
・商品撮影、モデル撮影
・商品登録、画像加工
・会員データ、商品データの移行
・GA4などの計測設定
・SEOを考慮したURL移行
・公開後の保守、分析、運用改善
そのため、見積もりを比較するときは、合計金額だけでなく、どの作業が含まれているのかを確認することが重要です。
ECサイト制作費用の相場
制作会社へ依頼する場合の費用は、制作方法と対応範囲によって、概ね次のように分けられます。
1.低コストでECサイトを開設する場合
費用の目安:0円〜50万円程度
BASEやSTORESなどのサービスを利用し、自社でテンプレート設定や商品登録を行う方法です。
初期費用を抑えて短期間で販売を始めやすい一方、ブランドに合わせた独自デザインや複雑な機能開発には制約があります。
小規模に販売を試したい場合や、事業の検証段階には適していますが、ブランドの世界観を強く表現したい場合や、将来的な機能拡張を想定する場合は、早い段階で再構築が必要になることもあります。
2.既存テーマをカスタマイズする場合
費用の目安:80万円〜200万円程度
Shopifyなどの既存テーマをベースに、ブランドに合わせて色、書体、レイアウト、商品ページ、ナビゲーションなどを調整する方法です。
ゼロからデザインする場合と比べて、制作期間と費用を抑えやすいことが特徴です。
次のようなブランドに適しています。
・比較的早くECサイトを立ち上げたい
・費用を抑えながらブランドらしさも表現したい
・必要な機能が標準機能やアプリで対応できる
・最初は小さく始め、公開後に改善していきたい
ただし、テーマの構造を大幅に変更したり、独自機能を追加したりすると、オリジナルデザインに近い費用になる場合があります。
3.オリジナルデザインで制作する場合
費用の目安:200万円〜500万円程度
ブランドの戦略、ターゲット、商品特性に合わせて、サイト構成やUI/UXからオリジナルで設計する方法です。
トップページだけでなく、商品一覧、商品詳細、ブランド紹介、LOOK BOOK、特集ページなどを一貫したデザインで制作できます。
次のような場合に適しています。
・ブランドの世界観を重視したい
・既存テーマでは必要な表現ができない
・商品を探しやすい独自の導線を設計したい
・撮影やコンテンツ制作も含めて依頼したい
・既存ECサイトの課題を抜本的に改善したい
アパレルやコスメのECサイトでは、デザインの美しさだけでなく、サイズ、カラー、使用感、着用イメージなどを分かりやすく伝える情報設計も重要です。
4.大規模なECサイトやリニューアルの場合
費用の目安:500万円〜1,500万円以上
既存ECサイトからの大規模な移行や、基幹システム、在庫管理、店舗、CRM、物流などとの連携が必要な場合は、費用が高くなります。
主な追加作業には、次のようなものがあります。
・多数の商品データの移行
・会員情報、ポイント情報の移行
・受注データの取り扱い
・基幹システム、在庫システムとの連携
・店舗在庫、店舗受け取りへの対応
・定期購入、会員ステージ、CRMの構築
・既存URLの整理とリダイレクト設定
・公開前の並行稼働、総合テスト
リニューアルでは、新規制作に加えて既存環境の調査と移行が発生するため、同じページ数でも新規制作より費用が高くなる傾向があります。
カートシステムの利用料と制作費は別に考える
ECサイトの費用を検討する際は、以下を分けて考える必要があります。
- カートシステムの初期費用・月額費用
- 決済手数料
- アプリやオプションの利用料
- 制作会社へ支払う設計・デザイン・構築費用
- 公開後の保守・運用費用
例えばShopifyのBasicプランは、2026年7月時点で月払い4,850円、年払いの場合は月額換算3,650円です。ただし、有料テーマ、アプリ、決済手数料、制作会社へ依頼する構築費は別途必要です。
futureshopは、2026年8月1日以降、初期費用22,000円から、月額基本料金27,000円からとなります。商品数や利用するオプション、決済方法によって料金が変わり、ECサイトのデザイン・構築費用は別途必要です。
サービスの料金やプラン内容は変更されることがあるため、契約前には各サービスの公式サイトで最新情報を確認してください。
ECサイト制作の見積もりに含まれる主な項目
制作会社から見積もりを取得するときは、次の項目が含まれているかを確認します。
戦略設計・要件整理
・競合調査
・ターゲット整理
・ブランドのポジショニング
・必要機能の整理
・カートシステムの選定
・制作スケジュールの作成
要件整理が不足すると、制作途中で追加費用が発生したり、公開後に必要な機能が足りないことが判明したりする可能性があります。
サイト構成・UI/UX設計
・サイトマップ
・トップページ構成
・商品一覧ページ
・商品詳細ページ
・カテゴリ、検索、絞り込み
・カート、会員登録への導線
・スマートフォン表示
アパレルECでは、サイズ、カラー、素材、在庫、コーディネートなどを探しやすく設計する必要があります。
コスメECでは、成分、使用感、テクスチャー、使用方法、レビュー、Q&Aなどを分かりやすく整理する必要があります。
デザイン・コーディング
・トップページデザイン
・スマートフォンデザイン
・商品一覧、商品詳細ページ
・ブランド紹介ページ
・特集ページ、LP
・HTML、CSS、JavaScript実装
・テーマカスタマイズ
見積書に「デザイン一式」とだけ記載されている場合は、何ページ分のデザインが含まれているのかを確認します。
システム設定・機能実装
・決済設定
・配送、送料設定
・税率設定
・メール設定
・会員機能
・クーポン、ポイント
・レビュー
・お気に入り
・定期購入
・外部アプリとの連携
アプリの利用料と、アプリをECサイトへ導入・調整する作業費は別になる場合があります。
テスト・公開
・スマートフォン、パソコンでの表示確認
・購入テスト
・決済テスト
・メール送信テスト
・フォーム確認
・リンク確認
・公開作業
誰がテストを行い、不具合修正がどこまで含まれるのかも確認しておきます。
アパレル・コスメECで追加されやすい費用
商品撮影・モデル撮影
撮影費用は、商品数、モデルの有無、撮影日数、ロケーション、スタイリスト、ヘアメイク、画像加工の範囲によって変わります。
アパレルでは、次の撮影が必要になることがあります。
・商品単体撮影
・モデル着用撮影
・LOOK撮影
・素材やディテールの撮影
・コーディネート撮影
・動画撮影
コスメでは、次のような撮影が考えられます。
・商品単体撮影
・テクスチャー撮影
・使用シーン撮影
・モデル撮影
・キービジュアル撮影
・使用方法の動画撮影
撮影を別会社へ依頼すると、ECサイト上での使用方法と合わない写真になる場合があります。サイト制作と撮影を同時に設計することで、必要な画角やサイズ、使用場所を事前に整理できます。
商品登録・画像加工
商品数やSKU数が多い場合、商品登録費も大きくなります。
アパレルでは、1商品に複数のカラーやサイズがあるため、商品点数だけでなく、SKU数も確認する必要があります。
商品名、説明文、価格、在庫、サイズ、カラー、画像、カテゴリなどを、誰が用意して登録するのかを見積もり時に決めておきます。
データ移行
ECサイトのリニューアルでは、次のデータ移行が必要になることがあります。
・商品データ
・商品画像
・会員データ
・ポイントデータ
・注文履歴
・ニュース、ブログ
・レビュー
・クーポン情報
旧システムから書き出せるデータ形式と、新システムへ取り込める項目が一致しない場合は、データの加工や手作業が必要になります。
SEO・計測環境の移行
リニューアル時にURLが変わる場合は、旧URLから新URLへのリダイレクト設定が必要です。
また、GA4、Googleタグマネージャー、広告計測タグ、Search Consoleなどを新サイトへ移行し、公開後に正しく計測できるか確認します。
この作業が見積もりに含まれていないと、公開後に検索流入や広告計測へ影響が出る可能性があります。
ブティックスターのECサイト制作費用
ブティックスターでは、ファッション・アパレル・コスメ領域を中心に、ECサイトの新規制作、リニューアル、撮影、ビジュアル制作、公開後の運用改善まで支援しています。
現在の制作費用の目安は、次の通りです。
Shopifyテーマカスタマイズプラン
初期費用:100万円(税別)
月次費用:5万円(税別)既存テーマを活用しながら、ブランドに合わせたデザイン調整、戦略・クリエイティブ設計、UI設計、初期設定を行うプランです。
オリジナルデザイン制作プラン
初期費用:200万円〜(税別)
月次費用:5万円〜(税別)ブランド独自の世界観やUI/UX、コンテンツ設計まで含めて、ECサイトを新規制作・リニューアルするプランです。
撮影、追加コンテンツ、機能開発、データ移行などは、対応範囲に応じて別途お見積もりとなります。
ECサイト制作の費用を抑える方法
費用を抑えるために、必要な設計やテストまで削ってしまうと、公開後に改修費が発生する可能性があります。
品質を保ちながら費用を調整するには、次の方法が有効です。
既存テーマを活用する
完全なオリジナルデザインが必要でない場合は、Shopifyなどの既存テーマを活用し、重要な部分だけをカスタマイズします。
公開時の機能を絞る
すべての機能を最初から実装せず、公開時に必要な機能と、公開後に追加する機能を分けます。
商品情報や画像を整理しておく
商品データ、商品画像、ブランド資料などを制作開始前に整理すると、制作会社側の作業量を抑えられます。
意思決定者を明確にする
社内の確認者が多く、修正指示が何度も変わると、制作期間と費用が増えます。担当者と最終決定者を事前に決めておくことが重要です。
ただし、商品詳細ページ、スマートフォンでの購入導線、公開前テストなど、売上や運用に直接関係する部分は、安易に削らない方がよいでしょう。
見積もりを依頼する前に整理すること
制作会社へ問い合わせる前に、次の内容を整理しておくと、見積もりの精度が高くなります。
・新規制作かリニューアルか
・販売する商品と商品数
・サイズ、カラーを含むSKU数
・想定するターゲット
・ブランドの特徴
・希望するカートシステム
・必要なページ
・必要な機能
・参考にしたいECサイト
・撮影の有無
・商品登録を依頼するか
・データ移行の有無
・希望する公開時期
・予算の目安
・公開後に依頼したい業務
複数社の見積もりを比較する場合は、同じ条件を各社へ伝えます。依頼内容が異なると、金額だけでは正確に比較できません。
まとめ
ECサイト制作の費用は、カートシステムの月額料金だけでは判断できません。
テーマを利用するのか、オリジナルデザインにするのか、撮影や商品登録、データ移行、公開後の運用支援まで依頼するのかによって、必要な費用は変わります。
特にアパレル・コスメECでは、ブランドの世界観だけでなく、商品を理解しやすく、比較しやすく、購入しやすい導線を設計することが重要です。
見積もりを取得する際は、合計金額だけでなく、制作範囲、ページ数、機能、撮影、移行、分析、公開後のサポートまで確認しましょう。
ファッション・アパレル・コスメECサイトの新規制作、リニューアルをご検討中の方へ
ブティックスターでは、戦略設計、ECサイト制作、商品撮影、ビジュアル制作、データ分析、公開後の運用改善まで一貫して支援しています。
ブランドの状況やご予算に合わせて、テーマカスタマイズとオリジナルデザインの両方からご提案します。





