マーケティング
2020.02.19
個人から企業まで活用している、Shopifyの運用方法
EC構築プラットフォームにはいくつものシステムが存在するが、海外を中心に、今注目を集めているのがShopify(ショッピファイ)だ。
Shopifyについて
Shopifyは、いわゆるサブスクリプション(月額課金制)によって、個人や企業にECシステムを提供しており、世界175カ国、100万社以上に利用されている巨大サービスとなっている。
Shopify公式サイト:https://www.shopify.jp/
誰でも始められるネットショップ
Shopifyがカバーする領域は広範囲で、商品さえ用意すればあとはShopifyとそのパートナー(Shopify Experts)でECに関する様々なサポートを受けることができる。
もちろん、販売促進業務など、これまで自社で取り組んできた業務領域と被ってしまうような場合は、無理にShopifyのサービスを利用する必要はない。必要な機能だけをピックアップして利用することができる。
個人から企業まで、導入事例は多様
Shopifyの利用者層は幅広く、ECを展開するにしても、何から始めて良いかわからないという初心者にはもちろんのこと、ノウハウはあるが、人員リソースを確保できないという企業まで、ユーザーの様々な事情を考慮したサービスの提供が行われているのである。
日本でも少し前までBASEやStoresなど、EC支援サービスはいくつも展開されてきたが、サブスクリプションによってあらゆるサービスを提供するShopifyの上陸は、今後日本のEC事情を大きく変えていくことになる可能性もあるだろう。
Shopifyの強み
次に、Shopifyの強みを改めて確認していく。
SNS連携に対応
Shopifyの一つ目の強みは、SNS連携が容易に行える点だ。
ECの展開を考える場合、集客の面ではSEOと同等か、それ以上に重要視されるSNS集客だが、ShopifyはFacebookのストアページとの連携が容易に行え、Instagramでのショッピング機能の利用も簡単に設定できるよう設計されている。
SNSの運用を前提としたサービスの提供が行われているのは、業務効率化の上でも大きな意味を持つだろう。
低コストの導入が可能
Shopifyは豊富な機能の提供を行っているが、月額29ドルからのプランでほぼ全ての機能を利用できてしまう。
高度なレポート機能やギフトカード機能など、オプション機能までもしっかりと運用する必要があればアプリをインストールすることで実現できる。
プランの切り替えも容易なので、必要に応じて切り替えていくと良いだろう。
越境ECにも対応
世界175カ国での運用実績を持つだけあってがあるShopifyだけあり、越境ECにも同プラットフォームで対応することが可能だ。
実店舗からECへの移行を考える企業には、外国人向けの販路拡大を目的とするところも多いが、Shopifyはまさにそういったニーズに応えてくれるサービスとなっている。
実際の運用例
最後に実際の運用事例も確認し、Shopifyでどのようなことができるのかを見ていこう。
X-girl
日本でもおなじみの、女性向けストリートウェアを販売するX-girl。
Shopifyを導入しているのは英語版のサイトだが、商品の配置やポップアップなど、大手アパレルECではおなじみの見せ方や機能がしっかりと展開できている様子がうかがえる。
公式サイト:https://x-girl.com/
RSVP-Paris
こちらはフランスのレザー商品を扱うオンラインショップだが、注目すべきは対応通貨を変更できる点だ。
ユーロ・ポンド・アメリカドルに対応しており、欧米全体からの集客を前提とした設計になっているのは、Shopifyの越境EC対応の先進性が見られる点である。
公式サイト:https://rsvp-paris.com/
Ametsuchi
Ametsuchiは日本発のアパレルブランドで、国内だけでなく海外からの集客を意識した作りが特徴だ。
欧米のみならずアジア圏の通貨にも対応しており、ニュースレター機能なども充実していることから、Shopifyの機能を余すことなく活用している様子が伺え、使い方としては非常に参考になるECサイトだ。
公式サイト:https://www.ametsuchicollection.com/
おわりに
Shopifyの機能性は非常にフレキシブルで、デザインの面でも多様な表現が可能になっている。
100万を超える導入実績もあることから、EC化を考える上では是非とも導入を検討したいサービスの一つであることは間違いなさそうだ。