【保存版カリキュラム】ECノウハウ
2016.06.26
売上効果の高いLPO(ランディングページ最適化)
前の章で、CPO(1顧客獲得コスト)を下げ、広告の費用対効果を最大化させるためには、集客口(流入口)を最適化すると同時に、サイト側(受け皿)=LPを最適化する必要がることを述べた。「LP」とはランディングページのことであり、ユーザーが最初に見るページのことを指す。(図1参照)
図1.
ユーザーは3秒以内に自分が滞在すべきサイトかどうかを判断すると言われるが、この「第一印象」を良くし、サイトに滞在してもらうための手法をLPO(Landing Page Optimaization)=ランディングページ最適化という。LP(ランディングページ)はトップページであることが多いが、トップページとは別に開設して効果を上げるケースも多い。
【トップページとは別にLPを展開している例】
LPOによって広告の費用対効果が良くなるイメージを下記の図2で表している。
図2. LPOの概要
同じ広告費、アクセス数でもLPOによって購入率が2倍、3倍になると、注文件数、売上も比例して2倍、3倍になる、というのが期待できる効果である。
例えば、複数のブランドを扱っているECサイトであれば、リスティング広告をブランド名で出稿する場合、ブランド名を検索した場合のサイトへの導線、ユーザーを誘導させるページはサイトトップページではなく、各ブランドのトップページにすることでユーザーの利便性が高まり、購入してもらえる可能性も高まる。商品名で検索してくるユーザーの場合も同様に、直接商品詳細ページに遷移させたほうが売上効果が高まる。
無駄なページを挟まず、ユーザーが欲している情報をダイレクトに見せてあげることがLPOの鉄則である。
下記は無駄なページを挟んでしまうことで生じるユーザーの離脱を示したものである。どんな優良サイトであっても、ページ遷移が発生する度に離脱が発生する。いかに最初の1ページ内でユーザーの興味を引き、ユーザーの意図、目的を満たしてあげられるかが重要なのである。