IMAGE SHOOTING

イメージ撮影

ユーザーの想像をかきたてるイメージ画像はウェブサイトやECサイト、カタログ製作において欠かすことができません。なかでも、中心となるようなイメージ画像のことをキービジュアルと呼んでいます。決定的な印象を与えるものやメッセージ性が強いものが選ばれ、最も目立つ位置に配置されます。メッセージを可視化し、瞬時に間隔的に伝えるのが目的で、イメージフォトにブランドロゴやコピーなどを組み合わせるのが一般的です。従来のブランドイメージを損なうことのない範囲で、新しい商品の魅力や価値を表現することが求められます。

【参考例】

季節を感じさせる効果的なイメージ撮影

季節を感じさせる効果的なイメージ撮影です。ブランドロゴを中央に大きく配置するシンプルなレイアウトが採用されています。テキストを使うことなく、写真全体の風合いや椅子に掛けられたニットによって季節感を演出しています。

色の対比をうまく用いたキービジュアル

強いピンクの花を背景にすることで、女性が着用する白いサロペットが強調されています。色の対比をうまく用いたキービジュアルです。ブランドロゴやコピーもアイテムと同カラーに統一することで、ユーザーに見てもらいたい部分を明確にしています。

インパクトのあるフルワイドのキービジュアル

インパクトのあるフルワイドのキービジュアル。効果線などの要素も配置することで、ブランド世界観を表現しています。

モードを感じさせるモノクロのイメージ撮影

モードを感じさせるモノクロのイメージ撮影です。パートカラーは、アイテムを強調する技法としてよく用いられます。

撮影のポイント

イメージ撮影はECサイトやブランドサイトでも、要望が多様化する傾向にあります。同じ商品でも見せ方によって、その効果もさまざま。ターゲット層をうまく絞り込み、商品やブランド世界観をうまく演出するためのポイントを抑えた撮影が必要となります。

商品のみを使ったもの

商品のみを使ったもの

商品を木製のフェンスやサーフボードと組み合わせることで、季節感や使用シーンを喚起するとともに「カリフォルニア」「サーフ」などのキーワードを可視化し、ブランドの世界観をイメージさせています。一見すると素朴な置き撮影のようにも見えますが、的確な構図や照明によって商品の魅力を最大限に引き出しています。

モデルを起用したもの

モデルを起用したもの

モデルを起用したイメージ撮影。実際に着用した写真があることで、物撮りだけでは難しい着用シーンやイメージをユーザーが想像するのを助けます。コーディネート案も提案し、訴求力を高めます。

全体を見せたもの

全体を見せたもの

ファッションやアクセサリーなどのトータルファッションをモデルを通して全体的に撮影したイメージ写真。商品をPRすると同時に、ブランドの世界観を伝えます。

トーンを整えたイメージ撮影

トーンを整えたイメージ撮影

背景をワントーンにし、余計な要素を置かないことで、中央のモデルと着用しているアイテムを際立たせています。小さく控えめですが、中央に配置されることでブランドロゴも強調されています。

モデル選びのポイント

モデルを起用することで、商品の使い方や使用シーンに関する具体的なイメージを直感的に伝えることができます。アパレル商品であれば、透け感や肌触りなどの素材感や実際に身につけたときのシルエットやディテールの表れかたなどを伝えることも可能です。

モデルを起用することで商品の使い方や使用シーンに関する具体的なイメージを直感的に伝えることができます

そのため、必ずしもルックスが優れた人材が求められるわけではありません。クライアントの商品を美しく見せることができる資質が求められます。重要な要素としては、商品が活きる表情を持った人材かどうかという点です。

ユーザーが共感できるかどうかもモデル選びのポイント

ユーザーが共感できるかどうかも、モデル選びのポイントになります。その意味で、クライアントがターゲットとする年齢層のモデルであることは最重要事項の一つといえるでしょう。

また、個性的な表情を持った人材よりも、嫌味のない、多くのユーザーの共感を得られるような自然な表現が出せる人材が有用です。個性をアピールするのではなく、商品の魅力を伝えることを強く認識できる人材が求められます。

ヘアメイク・スタイリストについて

モデルを起用するイメージ写真の撮影には、熟練した技術を持つプロのヘアメイク、スタイリストが必要になります。ブランドや商品イメージに合致するモデル撮影は、ブランドの世界観を伝えるのにも有効な素材となります。

クライアントが求めるイメージ撮影をおこなうため、ヘアメイクによるメイクアップやヘアスタイリング、さらに、スタイリストが衣装や小道具などを揃えてにイメージに合ったコーディネイトが組まれることになります。

撮影の流れ

イメージカットができるまでの主な流れは以下の通りです。

  1. 1. 見積もり

    カット数、モデルの有り無し、撮影場所などを確認し、撮影に際しての見積もりを作成します。

  2. 2. 商品受け渡し

    撮影商品を撮影場所に持ち込んでいただきます。持ち込みが難しい場合は、発送にておこないます。

  3. 3. オーディション(モデル撮影の場合)

    撮影に合うモデルのオーディションをおこないます。

  4. 4. 撮影日の調整

    撮影日程の決定をおこないます。

  5. 5. 最終打ち合わせ

    撮影前日までに、撮影に際しての最終確認をおこないます。

  6. 6. 香盤表作成、共有

    香盤表(撮影の際に必要なスケジュール表)を作成し、スタッフ全員で共有します。

  7. 7. 撮影

  8. 8. レタッチ、画像編集

    商品を撮影した際の小さなごみや不要物などが写り込んでしまった場合、レタッチ加工にて除去します。モデルを起用した場合の肌色や、洋服の不要なシワなどもきれいに除去することができます。

  9. 9. 納品

    メール、またはCD-ROMなど、ご希望の方法で撮影データを納品します。

レタッチ

レタッチには、歪み補正やシワ消し、汚れ取りなど、ガティブ要素を排除するだけでなく、よりドラマティックに仕上げるなど、画像のクオリティを高める作業も含まれます。冷静かつ的確な仕事ができるレタッチャーが求められます。

照明

イメージする写真に最適な照明を使用します。照明は、イメージ撮影のみならずあらゆる写真撮影において重要なポイントです。自然であること、被写体を引き立てることなどが求められます。光の角度や方向、強弱などで、まったく異なった印象の写真が出来上がります。

使用機材

イメージ撮影をおこなう際の使用機材としては、デジタル一眼レフカメラ(メインカメラとサブカメラの2台体制が一般的)、撮影台、三脚、ストロボ、レフ版などのほかに、柔らかな印象の写真を撮るのに必要なトレーシングペーパーや、ツヤ感をだすためのアクリル板などが必要となります。

テクニック・職人技

特徴をわかりやすくアピールすることばかりがイメージ画像の役割ではありません

商品を構図の中心において、特徴をわかりやすくアピールすることばかりがイメージ画像の役割ではありません。下はスニーカーのイメージ画像ですが、あえて地べたに座らせたモデルを構図の中央においています。リラックスした表情や雰囲気が、バブーシュタイプのスニーカーのイメージに合致しています。もちろん、焦点は商品に合っています。

周りに他の要素をいっさい置かずに余白を作ることで主役であるアクセサリーを際立たせています

意匠が細かいアクセサリーは撮影が難しいものの一つです。周りに他の要素をいっさい置かずに「余白」を作ることで、主役であるアクセサリーを際立たせています。高級感を演出するのに用いられる手法です。

複数の要素をランダムにバランスよく散りばめて動きを出しています

複数の要素をランダムにバランスよく散りばめて動きを出しています。ブランドイメージを伝える際によく用いられる手法です。

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