事例にみる優秀サイトのポイント

2017.05.08

赤ちゃん視点が成功の鍵!オーガニックコットン赤ちゃん服のEC「Sapling Child」

Organic Baby Clothes Sapling Child Australia

https://us.saplingchild.com/

 

Sapling Childはオーガニックコットン100%の赤ちゃん服を販売しているECサイト。2011年にオーストラリアにて設立され、これまでに世界196ヵ国への販売実績がある。

グローバルブランドへ成長した秘訣は徹底したユーザー視点ならぬ「赤ちゃん視点」での商品開発にあるようだ。

 

赤ちゃん用の安心・安全な服がない

 

sapling-child-peta

https://www.shopify.com/blog/213580873-running-a-global-baby-brand

 

Peta Stinson(以下Peta)氏は息子を出産した生後6日目に命の危険もある髄膜炎を患っていると医師から告げられた。息子は新生児集中治療室に移されて治療を受けた。結果的には良好に回復。Peta氏はこの経験から、息子の健康面に出来る限り配慮するためにも安全なオーガニック素材の赤ちゃん服が欲しいと考えた。しかし、服を探してみたものの見つけることはできなかった。

 

そこで、Peta氏はオーガニックコットンを使用したオーガニックコットン素材の赤ちゃん服をデザインすることを思い立った。2011年、旦那のCharles Stinson氏と協力しPeta氏がデザインした赤ちゃん服を販売するECサイトを設立。当初はオーストラリアのマーケットで販売。マーケットが小さいのが幸いし競合ブランドも少なかったため順調に成長。

 

2013年、英国王室のウィリアム王子とキャサリン妃の2人の赤ちゃんのための服の注文を受けた。これがインターネット上で話題となりSapling Childの国際的な知名度を押し上げ、一挙に世界中の国から注文を受けるようになりグローバルブランドへと成長したのだ。

 

シンプルで洗練されたデザインのSapling ChildのECサイト

 

Organic Baby Clothes Sapling Child Australia (1)

https://us.saplingchild.com/

Sapling ChildのECサイトは非常にシンプルで洗練されたデザインだが、オーガニック素材の服というメッセージは忘れずに表示している。

 

商品の検索もプルダウンメニューで簡単でシンプルにしている。

「服の種類」「コレクション」「Instagramショップ」

 

Organic Baby Clothes Sapling Child Australia (2)

https://us.saplingchild.com/pages/insta-shop

「服の種類」トップス、ボトムス、帽子、よだれかけ等の種類別に商品を購入できる。

 

Organic Baby Clothes Sapling Child Australia (3)

https://us.saplingchild.com/pages/insta-shop

「コレクション」折り紙デザイン、ビンテージデザイン等のデザイン別に商品を購入できる。

 

Shop Sapling Instagram Sapling Child

https://us.saplingchild.com/pages/insta-shop

「Instagramショップ」Instagramの写真を見ながら写真の「SHOP IT」ボタンを押すことで服を直接購入できる。

 

徹底した赤ちゃん視点の赤ちゃん服

Sapling ChildのECではシャツ、ズボン、パンツ、よだれかけ、帽子など赤ちゃんが着る衣類一式を販売している。価格は一般的な赤ちゃん服と同じか、ほんの少し高め。たとえば下記写真の服は24.95ドル(約2600円)だ。

 

Kibble Puppy Short Sleeve Bodysuit

Kibble Puppy Short Sleeve Bodysuit

 

認証基準をクリアしたオーガニックコットンの服のみ販売

 

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https://us.saplingchild.com/pages/giving-back

 

良質なオーガニックの繊維製品であることを証明する世界的な認証基準GOTS(オーガニック・テキスタイル世界基準)をクリアしたインドの小さな工場で服を生産している。

 

有害な物質

コットン100%なので肌触りがよく、快適な着心地。服の染料は有害な化学物質、重金属を含んでおらず赤ちゃんが着ても安心だ。

 

細部へのこだわり

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https://us.saplingchild.com/pages/product-quality

服の縫い目、タグを取り除き、赤ちゃんにとってかゆみのもとになる要因を徹底排除している。

 

赤ちゃん→5歳の子供にまで対応することで顧客層を拡大

当初は赤ちゃん用のサイズの服だけ販売していたのだが、それでは次の服を購入してくれるリピーター顧客を増やすことができない。なぜなら赤ちゃんである時期はたった1年で、1年をすぎれば商品を購入してくれなくなるからだ。そこで服のサイズを5歳まで取り揃えることで顧客層を広げた。

 

まとめ

2011年創業のSapling Child、今や世界中に顧客を持つグローバルブランドに成長した。設立当初、オーガニックコットンの赤ちゃん服というジャンルで競合が存在しない中でいち早く自社ブランドを確立できたことがSapling Childの成功要因だ。

 

そして、Sapling Childのブランドイメージを築き上げるのにECサイトが果たした役割は大きい。Sapling ChildのECサイトはシンプルではあるが、Sapling Childがオーガニックコットンの赤ちゃん服の専門ブランドであると顧客に明確に伝えることに成功している。「何を提供している」ブランドなのかブランドイメージを顧客に印象付けるのにECサイトが貢献した事例と言えるだろう。

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