【保存版カリキュラム】ECノウハウ

2017.09.07

アパレルECサイト構築のポイント:他業種との差別化でより効果的に

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経済産業省の調べによれば、平成28年度のアパレル業界のEC化率は10.93%。物販系分野では最大の市場規模を誇るが、さらなる高みを目指す上で、他業界とは明確に差別化されたECサイトの構築がなされなければならない。アパレルECサイトを構築する上でぜひおさえておきたいポイントについてまとめた。

使い易さとデザイン性を兼備させる

あらゆるECサイトには高いユーザビリティが求められるが、とりわけアパレルECサイト構築においては、デザイン性を兼ね備えることが重要な意味を持つ。アパレルECサイトにとって、UIそのものが商品イメージを高めるブランディングの意味を持つからだ。

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画像引用元 - K.K.Closet

スタイリッシュであっても操作しづらいサイトに顧客は長居しないし、だからといって操作性のみを追求した簡素なサイトにぜひ再訪したいとは考えないだろう。商品検索や支払いに至るまで、感覚的に操作できて、しかも操作すること自体に楽しみが感じられるようなショッピング体験を提供するものがアパレルECサイトにとって理想的と言えるだろう。例えば、著名なスタイリスト菊池京子氏が手がけるK.K closetは、コーディネート案を楽しむ感覚で利用できて、気に入ったスタイリングがあれば、そのままマネキン買いすることもできる。買い物を楽しむ仕掛けとして、頻繁にコーディネートを更新し、着回しのイメージを喚起している。

商品詳細ページを充実させる

 

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アパレルECサイトの成功は、顧客が求める商品の情報をどれだけ効率よく伝えるかにかかっている。あるアンケート調査において、アパレルECを利用する際、半数以上の女性が「すべての商品画像を見る」と答えていることからも分かる通り、商品の色やサイズ、生地感や着心地に至るまで、多岐にわたる情報を、写真や動画を利用した商品イメージによって提供しなくてはならない。

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画像引用元 - fifth

合わせて、サイズ違いや色違いを並列して表示させたり、最小管理単位での在庫表示など、アパレルECならではの商品詳細ページの充実が求められる。例えば、fifthでは、画像やテキストに加えて、生地の「透け感」や「生地の厚さ」、「裏地の」の有無・「伸縮性」、各部の詳細なサイズについても表記。情報量の充実を意識した作りになっている。

リアル店舗とECのシームレスな連携

 

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アパレルECサイトにとって、ECサイトをリアル店舗と連携させるオムニチャネル戦略の重要性はますます増えるばかりだ。例えば、ECサイトとリアル店舗間において在庫状況を共有し、リアル店舗の在庫をオンラインで確認することができるようにサイト構築すれば、在庫切れなどによる機会損失を防ぐことにつながる。また、ポイントや顧客情報を両者間で共有することで、接客の質を大きく向上することも可能になる。

運営スタッフの声を拾い上げる

 

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画像引用元 - stylestore

アパレルECサイトでは、商品画像として与えられた印象と、商品を実際に着用した時の印象に大きなズレが生じるケースが少なくない。そうしたネット通販ゆえのトラブルを未然に防ぐためには、運営に関わるスタッフや商品の買い付け担当者による、生きたコメントが非常に重宝される。例えば、スタイルストアでは、素材選びや生地感など、ストアスタッフの個人的な印象を交えながら詳しい説明を提供している。

顧客満足度の高いサイトを構築するには、厚みのある商品情報を提供するなど、顧客が安心して商品を購入することができる仕組みづくりが欠かせないのだ。

コンテンツマーケティング

 

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食品や生活必需品などと比較すると、アパレル商品は、ライフシーンにおける有用性を切実には感じにくい。それゆえ、商品の魅力をより詳細に、そしてリアルに伝えるにはコンテンツマーケティングが欠かせない。説得力のあるコンテンツをサイト内の主要な要素として含みこむことで、顧客のエンゲージメントを生み出すことが可能になる。

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画像引用元 - イーザッカマニアストア

具体的には、サイトでスタッフのコーディネート例を挙げる際に、手持ち服を一緒にコーデして見せたり、スタッフの身長などの情報を記載したりする。また、ライフスタイル全般に関するコラムを盛り込む。このように、売りたいアイテムの背景となる部分を拡張して見せることで、顧客の共感を得られるサイトを構築できるというわけだ。例えば、イーザッカマニアストアでは、普段、スタッフが着用しているサイズと、商品を試着した感想について説明。リアルで等身大の感想は、消費者にとって具体的な数字よりも助けになることが少なくないはずだ。

SNSユーザの声を拾い上げる

 

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画像引用元 - MAISON DE REEFUR

ECサイト上にユーザ生成コンテンツを表示することは、SNSユーザの声を拾い上げるもっとも効果的な方法の一つと言えるだろう。例えば、Instagramに投稿されたユーザによる着用画像を商品の詳細ページに掲載することで、使用感についての生きた情報だけでなく、改良を求める声や要望などのニーズごと拾い上げることができる。ユーザレビューとしても機能するだけでなく、手軽にユーザテストを行えるというわけだ。

SNSダイレクトコマース

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画像引用元 - Amazon.com: Spark

情報収集の手段としてSNSを利用する傾向は、ミレニアル世代を中心にますます強まる一方だ。これを受けて、SNSからダイレクトに商品購入へと至るシステム形成がホットな話題となっている。海外では、InstagramやAmazonが「SNSショッピング機能」を導入。SNSとECとのシームレスな連携が可能となり、CVRの向上が期待されている。

Instagramに続いてAmazon.comが参入:インフルエンサーを活用したSNSダイレクトコマースは成功するか?

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画像引用元 - AMEE+

国内では、インフルエンサーの発信力を利用した、SNSダイレクトコマースプラットフォーム「AMEE+(アミープラス)」が注目されている。MOUSSYやSLYといった人気ブランドを擁するバロックジャパンリミテッドが手がけるサービスで、同社公認モデルのInstagramアカウント上に記載されたURLからアミープラスへと遷移し、当該モデルに関連する投稿が一覧表示され、そこからECサイトへのスムーズな流れを構築している。SNSを通して得られた“耳よりな情報”が、購買意欲を高めることは必至だろう。

AMEE+(アミープラス)

https://ameeplus.com/

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