ファッション ECニュース解説

2016.06.25

お金をかけずに新規ユーザー獲得!話題のアプリ「STYLER」

STYLER

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ユーザーが欲しいファッションアイテムについて投稿すると、その投稿を見たショップが、おすすめのファッションアイテムを写真と一緒にユーザーに通知することができるアプリ「STYLER」が話題になっている。利用した利用ユーザーは累計2万人で、参加店は110店。ジャーナルスタンダードやフーズフーギャラリーなどの大手アパレル企業も利用しており、ユーザーも店舗側も無料で利用することができる。ユーザーにおすすめの商品を通知する際、ECサイトのリンクを送ることもできるため、ECの売上にも即効性がある。

 

繊研新聞 2016年1月4日

繊研新聞 20160104

 

 

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「欲しい商品ならZOZOタウンで検索したほうが、効率的に目当ての商品を探し出せるのでは?」と思う人もいるかもしれないが、単純な検索とは異なる商品の探し方を実現しているのがこのアプリである。つまり、ブランド名や商品カテゴリ、色、価格帯、柄などで検索エンジンやZOZOタウンで検索する時点で、ユーザーの中にはある程度明確に商品に関するイメージ、ニーズが顕在していることになる。STYLERはこの顕在ニーズではなく、「何となくこういった感じのものを探している」というユーザーの潜在ニーズに対応した、言わば”商品マッチングサービス”なのである。

常に新規ユーザーの獲得に試行錯誤しているECサイト運営者にしてみると、STYLERは今までのネット広告などとは違った、まったく新しい新規ユーザーの獲得手法ととらえることができる。店舗スタッフの空き時間を利用してユーザーにおすすめ商品をプシュするスキームを組めば、CPA(顧客獲得コスト)=0円という非常に費用効率の良い集客手法になり得る。店舗スタッフの空き時間をうまく利用するスキームを組むには、ユーザーにおすすめ商品の商品詳細ページURLを送る際、効果測定用のパラメーターを付与し、店舗スタッフの評価ができるようにするのが賢明であろう。そうすれば、店舗スタッフも積極的にSTYLERを活用してくれるであろう。

また、STYLER接客用の専属スタッフを用意したほうが効率的に新規ユーザーを獲得できるかもしれない。店舗スタッフのおすすめ商品通知にかかる時間と、STYLER経由の売上・利益を計測すれば、1顧客獲得コストが算出できるため、専属スタッフの人件費以上に商品の販売利益を生み出せるかどうかを試算することができる。もちろん既存の店舗スタッフを利用したほうが1顧客獲得コストは断然低く抑えられるが、短期的には利益は減るものの、店舗スタッフを利用したほうが短期間で大量の新規ユーザーを獲得でき、結果、その新規ユーザーのLTV(生涯利益)を加味すると、長期的には専属スタッフを用意したほうがトータル利益が多いかもしれない。もし、専属スタッフを用意したほうが利益が多くなることが検証できれば、専属スタッフを複数人増員していくことで、低いCPAで大量に新規顧客を獲得できる可能性がある。試してみる価値は十分にあるだろう。

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