【保存版カリキュラム】ECノウハウ

2018.03.13

はじめてECコンサルティングを頼む場合の注意点

stefan-stefancik-257625-unsplash国内EC市場が拡大を続けるなか、アパレルに限らず、ECに参画する企業の数は増加する傾向にある。ところが、実際にECを立ち上げても、必ずしも想定していたような売上を実現できるとは限らず、顧客獲得に苦戦している企業も少なくない。そうした状況を改善するための手伝いをしてくれるのがECのコンサルタントだ。ECに特化したノウハウを蓄積したコンサルタントは、ECが抱えている課題の所在を明らかにし、分析・解消へと導いてくれる。ECコンサルティングを依頼する際には、注意点もある。とくに初めての場合はなおさらだ。

 

第三者を受け入れる度量が必要

初めてECコンサルティングを依頼する場合、初めて外部の業者を招き入れることになるケースも多いはずだ。その場合、第三者の視点に立つコンサルタントの口から、内部のメンバーでは指摘しにくいことや、意見や立場やの異なる発言が出てくることもあるだろう。また、課題を解決するためにこなさなければらならいタスクの進捗状況について、執拗に問われる場合があるかもしれない。

ECの課題は、コンサルタントが一人で解決するものではなく、運営側とコンサルタントとの建設的な議論があってこそ成り立つものだ。また、提案された解決策を実施するのはあくまでEC運営者であることにも注意しておきたい。作業を着実に進めていくには、コンサルタントの提案や提言があくまで課題を解決し、ECを健全に運営するためのものであることが常に認識できていなくてはならない。

 

コンサルティング費用について

ECコンサルティングの相場は月額にして数十万円から数百万円と実に幅広いものとなっている。低い価格帯のコンサルティングは、多くの場合、定式化した手法に則った教科書的なもので、おきまりの分析を実施し、その結果に応じて助言を受けるという内容になるはずだ。

初めてECコンサルティングを利用する場合、費用対効果についてはっきりと把握できていない状態ということもあって、少しでもコンサルティング費用を抑えたいと考えてしまいがちだ。確かに、初めてのECコンサルティングということであれば、課題の多くは基本的なことを見落としていたり、当たり前の施策ができていないというケースがほとんどだ。また、ノウハウを持たないEC運営者に応じた助言が受けられるという意味では、安価なコンサルティングを選ぶというのはあながち間違いではないかもしれない。

他方、高額なコンサルティングの場合、その内容は全く異なったものとなる。専門のアナリストが自身で収集したデータを駆使して課題を見つけ出し、何度も検証を経た上で解決策を運営者にサジェスト。高額なぶん費用対効果が高まることも多く、大幅な売上の向上も期待することができる。ただし、解決策を実践するには相応のECノウハウが求められるし、売上が小規模なECサイトには適さないため、初めてECコンサルティングを利用する場合には向かないはずだ。ECコンサルティングは、ECサイトの規模や目標に見合ったものでなければ意味をなさないことを心得ておくべきだろう。

 

アパレル企業に強いECコンサルティングを選ぶ

ECと一口に言っても、その業務内容は多岐にわたる。業種が異なればさらに業務は複雑化し、特定のコンサルタントがそのすべてに精通することは不可能に近い。そのため、一般的なECコンサルティングの多くは、解析ツールを利用したデータ分析と改善施策の立案が主なものとなる。
ところが、アパレル商品と相性がいいInstagramを活用したキャンペーンや、着まわし・利用シーン訴求、あるいはユーザーの予算に合わせてコーディネートの提案を価格帯ごとに見せるような導線を設置するなどといった、アパレルに特化した施策には疎い場合が少なくない。

また、アパレル業界には明確な繁忙期と閑散期があり、年を半分に分ける訴求スタイルのほか、最近は1ヶ月半ごとにMD計画を立てるブランドも多くなってきているなど、他の業界と比べて販売サイクルが煩雑となっている。さらに婦人服業界では、性別や年齢だけでなくスタイルやテイストなどを考慮した複雑な分類を取り入れているなど、他の業界には例がない特色も多い。

処理すべき情報は膨大で、的確なコンサルティングを行うには蓄積されたデータや業界特有のマーケティングテクニックなどのノウハウが欠かせない。有能であったとしても、一般的なコンサルタントが対処するのは効果的とは言えないだろう。コンサルティングの効果を短期間で、最大限に引き出そうとするのであれば、アパレル企業に強いECコンサルティングを選ぶことが近道だと言えるだろう。

 

最後に

ECコンサルティング会社と良い関係を築くことができれば、ECの運営はみるみる健全化するはずだ。自社の目標や規模、ニーズに合致したパートナーを見つけて、ぜひ目に見えた成果を実感してほしい。

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