マーケティング

2017.03.23

【アパレルECサイトの売上向上・改善に効果的!】おさえておきたい最新テクニック

01
アパレルEC運営者の多くは集客やマーケティング上の課題を抱えているにちがいない。画期的なアイデアを模索するのもいいが、成功しているECの手法を取り入れたり応用することは、着実なステップアップにつながるはずだ。アパレルECサイトの売り上げを向上させる上で有効な基本テクニックについて紹介する。

1. 顧客を“物語”の主人公にする

 
02
Googleのアルゴリズムがコンテンツの充実度を評価するようになって久しく、コンテンツマーケティングの重要性が盛んに叫ばれている。つまり、商品に関する基本的情報に加えて、サイト内のコンテンツをユーザにとって関連性が高く、より有用な情報を補足することが求められる。例えば、「Googleキーワードプランナー」などのツールを使って検索ボリュームを精査、さらに重要キーワードをピックアップし、商品紹介に盛り込んでいくというのが基本的なプロセスだ。言い換えるならそれは、“鍵”となるキーワードを鏤めることで、Googleというマップを使ってサイトにたどり着いた顧客が、“宝物”を見つけ出すのを助ける作業であると言える。

商品に特別感のあるストーリ性を帯びさせ、“宝物”に仕立て上げるには、例えば、商品の開発過程の具体的なエピソードや商品へのこだわりやディテールについて、解像度の高い画像や詳細な説明を展開していくという作業が有用となる。検索アルゴリズムであれ、ユーザであれ、“宣伝っぽい”と判断されるとたちまち価値のない情報と判断されてしまうため、コンテンツに過度なバイアスがかからないように、外部のプロを雇うのも良い方法だろう。

2.顧客の想像力を掻き立てる

 
03
着用した際のイメージが想像しやすい商品画像を導入することも基本的な点だ。画像が“美しい”こともさることながら、着用シーンや雰囲気について具体的で明確なイメージを提供することがきわめて重要となる。テキストや商品単体の画像に加えて、モデル着用によるコーディネート画像を“シーン別”、“着回し方別”、“テイスト別”などストーリー性を伴う形で掲載することで、顧客の想像力はより掻き立てられるはずだ。いわばこれはロールプレイングゲームの要領。顧客が自らを投影できる“役割”をできるだけ具体的に提示し、主人公となって必須アイテムを買ってもらうという構図だ。

コーディネートに関する具体的な施策
 
具体的には、サイト内にブログを併設するという方法や、キュレーション形式で記事作成する方法など様々だ。フルアイテムを提供するアパレルECであれば、コーディネートをまるごと提案してもいい。ブランディングをはじめとする諸事情によりモデルを利用できない場合は、ハイアングル構図によるモデル不在のコーディネート画像も有用だろう。

04
画像引用:iQON
iQON(アイコン)のようなファッションコーディネートアプリにアカウントを開設し、コーディネートを発信するのもよいだろう。

 

05
画像引用:SNAPBOARD
SNAPBOARD(スナップボード)などのコーディネートサービスを利用する手もある。

フィッティングサービスで満足度を向上
 
06
アンダーウェアのオンラインフィッティングを可能に - FITTY
そして、アパレルECにとって大きな課題の一つがフィッティングだ。試着ができないことによるサイズへの不安感は、顧客がオンラインでアパレル製品を購入することを妨げる大きな足かせとなっている。

すでに購入済みの商品とサイズ比較することでサイズ感を認識するVirtusize(ヴァーチャサイズ)のようなサービスのほか、独自のフィッティングサービスによって提携ブランドを対象とした精度の高いレコメンデーションを提供するFITTY(フィッティ)のようなサービスも注目を集めている。これらのサービスを積極的に利用することで、顧客の満足度も高まり、返品率の低下にもつながっていくはずだ。

SNSとECサイトを連携させての利用によって“宝の島”のありかを拡散する

近年は検索エンジンから特定のウェブサイトへと流入する割合が少なくなりつつあり、SEO対策の費用対効果が低下するばかりだ。それに反して強まってきているのが、SNSのタイムライン経由で特定のサイトへと誘引される傾向である。

07
画像引用:MAISON DE REEFUR
アパレルECにとって、そうした状況下では、SNSの公式アカウントを開設し、徹底的にアクティブな状態(投稿だけでなく、関連アカウントへの「いいね」やコメントをすること)を維持しながらた状態で、フィードをアパレルECサイト上にを埋め込むんでおくことするのは有効な施策である。、きわめて重要だ。ECサイト上にタイムラインが掲載される乗ることで、ECサイトに“ライブ感”が生まれる。さらに、ECサイトにしばしば訪問してくれるロイヤルカスタマーにSNSの公式アカウントの存在を周知させることになり、結果的にフォロワーが増えることで、大幅な流入増を見込むことができる。つまり、SNS上でロイヤルカスタマーにアンバサダーとしての機能を果たしてもらうというわけだ。いわば、間口を広げることで“宝の島”を見つけやすくし、しかも多くの人にそのありかを共有してもらう上で欠かせないテクニックと言えるだろう。という作業だ。

ただし、また、SNSからECサイトへと遷移するのに必要なの数タップは、実はEC運営者が想像している以上に、顧客にとってはハードルが高いということを認識しておく必要がある。物理的にも精神的にもかなり乖離しているとみるべきだ。SNS上でただ単に“美しい”画像を羅列したり、新商品の宣伝文をタイムラインにのせるだけでは集客には結びつかない。ビジュアル、テキストいずれをフィーチャーするにしても、それぞれのSNSの特性に応じて、顧客が物語の“主人公”となれるような、それ自体である程度完結したコンテンツを充実させることが次の段階として必要になってくるだろう。SNSを独立したツールとしてみなすのではなく、いわばECの機能を強化する“プラグイン”のような存在として活用し、常にその価値を高めていくことが、質の高いアパレルECサイトを構築する上で有効な、きわめて重要なテクニックであると言える。

また、SNSアカウントでログインできるようなサービスを導入したり、スマートフォンと親和性の高いオンライン決済代行サービスをEC内に実装提供することも有用だ。ユーザビリティの向上が図られるだけでなく、決済方法を幅広くすることで、かご落ち防止の効果も期待できる。

SNSを使った利用してECのスタッフに商品やサービスについて気軽に相談できるチャット形式のコンシェルジュサービスも近年注目を集めている。Dcollection(ディーコレクション)のようにいち早く導入して業績を伸ばしているECも少なくない。アパレルECの売り上げを向上させる基本的なテクニックの一つとして検討する価値があるだろう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
TOPへ戻る